豊後国竹田岡藩藩医の次男。
藩校由学館に学び、唐橋君山の下で『豊後国志』の編纂に従うなどして頭取にまで進んだ。
文化8、9年の藩内農民一揆の際、藩政改革の建言がいれられず隠退。
以後、詩書画を中心とする生活に入り、郷里と京坂の間をしばしば往来。
木村兼葭堂、浦上玉堂・春琴父子、岡田米山人・半江父子、頼山陽ら、
当時の文墨界の中心人物らと交流。絵を谷文晁らに学ぶ。
繊細な筆致の独自の画風を確立。幕末文人画壇の代表的な作家。
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